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| 6)窯たきについて |
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さていよいよ窯を焼く作業です。 |
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最善を尽くした窯詰めも焼くことをおろそかにすれば意味のないものになります。 |
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まず「あぶり」ですが、ぼくの場合、あらかじめ素焼きをしているので700〜800℃まではある程度 |
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余裕があるのですが、なるべく前と後の温度差をなくすという意味でゆっくり行います。 |
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目安としては24時間で900〜1000℃、48時間で目的温度の1250℃をキープします。 |
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そして約48時間のねらし。ここで焼成の出来が決まります。温度を目的温度に固定し、 |
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薪の種類、おきの量、おきの場所、空気の量などを調しながら焼いていきます。 |
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パイロメーターの数字だけを追いかけていても、いい状態になることはありません。 |
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穴の中を見て感じることによって器の様子をとらえます。 |
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温度計の上下に一喜一憂することなく、窯と一体になることが大切であると思います。 |
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窯にはその一つ一つに個性があると思います。 |
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今、目の前にある窯をどう自分の思うように焼き上げるか、また窯の持っている特長を捉えて |
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自分を合わせていくのか。 |
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この二つの要因をバランスよく取り込む能力が焼成に対するセンスだと思います。 |
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窯たきは「火を止めるタイミングが一番難しい。」とよく言われます。 |
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それは実際本当だと思います。 |
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しかしこれは経験によってある程度カバーできるのではないでしょうか。 |
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重要なのは、焼き続けることです。もちろん、毎回同じ窯たきはありませんが、性格が |
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わかってくるものです。多少長く焼いたり、短く焼いたりすることによって、ベストな状態が見えてくる |
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事もあります。 |
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試行錯誤し、体に記憶させることによって、自分の焼成スキルを上げていきたいと思っています。 |
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ここまでこのコラムで自分の穴釜についていろいろ思うことを自由に書いてきました。 |
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次回は穴窯を離れ、釉薬の話をしたいと思います。 |
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