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穴窯考  3)焼シメについて

 
 
3)焼シメについて
私が穴窯で基本的に焼いているのは「無釉焼シメ」の器です。焼シメとは土そのものをそのまま焼く

ということで、釉薬、つまり土の表面にガラスコーティングすることなく焼き上げるものです。

原始に焼き物が焼き始められたころ、この焼シメからスタートしたのです。その後釉薬という器を

より強固にするコーティングが発明され、様々に変化してきたのです。私の考える焼シメは、
土のもつ力そのものを最もストレートな形で表現しうる手段として有効であると、
そして穴窯という道具を用いて焼き上げる、自分のスタイルに合っているということです。
穴窯の中で走り回る炎が、器の表面(土そのものの表面)に焼きついて、様々な景色を見せてくれる。
その製作者でさえも、炎の中に手を入れることなく、最大限、最良を尽くすことしかできない。
そんな別な何かが創り出す器を焼きシメで表現したいのです。
 
 
 
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